テキトー税理士が会社を潰す
勉強仲間のゆうさんに借りて読んだ本
amazonのレビューなどを見ていても、それなりに批判も多いこの本
テキトー税理士が会社を潰す
税理士 山下 明宏 (著)
買うまでにはいかなくても、内容は読んでみたいと気になっていた。
図書館ではまだ出てこないし、中古はまだ高いし、と思っていたら
ゆうさんが持っていたので、気楽に頼んだら快く送ってくれた。
改めて、ありがとう。
本の内容は、やはり税理士という職業に熱く情熱を持っている人物が書いただけに
相当自信に溢れたものになっている。
こういう本は、読んでいて勉強になる。
あら探し的に読むのではなく、著者の伝えたい部分を素直に読み取り、自分との差異を見つけ出す。
著者が言う「テキトー税理士」は、税理士をホームドクターに例えるなら、やぶ医者の類いだと言う。
具体的には
- 仕事は「記帳代行」のみ。それ専門。
- 関与先に足を運ぶのは、数ヶ月に一度だけ
- 勧めてくる会計ソフトは、簡単に数字を改ざんできる酷い代物
- 「経営助言」は業務範囲外。それをするだけの実力もない。
- 経営者が頼んでも、あれこれ理由をつけて税務監査証明書を添付しない。
※この“税務監査証明書”とは税理士法33条の2に規定する添付書面のこと
「まともな税理士」は、そういった例の逆に当たる人のこと
中小企業を食い物にする寄生虫的な存在を「テキトー税理士」と言っている。
経営者のニーズにもよるし、そのニーズの質にもよると思う。
どういったことを求めているか?
求めるべきか
税理士としてどういうことを提供できるか?
提供すべきか
その辺のバランスが非常に難しい
お互いの考えや求めるものがミスマッチでは話にならない
レビューで、『その通りだ』と賛同する意見より、
『そんなのは理想だ』など、批判的な意見が多いのは
ある意味、そういったことを実際に行っている「まともな税理士」が少ない証拠とも取れる。
だからといって、みんながそうすべきか?という事でもないと思う。
中小企業者の質だって千差万別なのだから。
税理士として顧問先の繁栄を願うのは当たり前のことだと思う。
顧客が潰れてしまっては元も子もない。
では、自分がどういったカタチで繁栄の手伝いが出来るか?
自分がどうすれば役に立てるか?
相手が何に対して満足してくれるのか?
ま、人の考えなんて一律のものではなく、無限の広がりがあるのだから
結局は自分自身がどういう理念を持つか、という事に行き着くと思う。
と、えらそうな事を言っておきながら、まだまだ自分自身は未熟で方向性も見つからない状態。
まだ、迷っているなぁ、と感じる。
いわゆる、自分探しの状態。
言い換えれば、「選択を間違うこと」に対するの恐れかもしれないが。
やはり、未熟であることが何よりの原因。
自信が無いなら、努力をしなきゃ。
とりあえず・・・
あと一回は読み直してから、ゆうさんに返そう。
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