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富士山行記1【決意】

思いついたが一週間前

いつ、の一週間前だ?

試験日(2008年8月6日)のだ

2008年7月30日(水)に、なんとなく富士山に登ろうと思いついた

と、いうのも前々から子供には「富士山に行ってみたい」と言われていた
だから、いつかは行こう、また登ろうと思っていた

 

今年は子供が小学校に入り、何かと忙しくなった

自分も保育園の保護者関連の会の会長になって
やっぱり何かと忙しい毎日を過ごした

仕事、勉強を中心に家族と過ごす日々が続く
のほほんと登山に出かけるほど、時間を持ち合わせていない

今年は、まだ一度も山に登っていない

というより、ここ数年、まともに日帰り登山すらしていない

最後に登ったのはいつだ?

パソコンにしまってあるデジカメの写真フォルダを開いた
2005年8月13日 富士山

もうかれこれ、3年も山に登っていなかった
しかも、最後の登山は富士山だった

体力も落ちているし、腹の肉も以前に比べ大勢に増えている

 

2008.7.30(水)に登ろうと思いついたわけだか、
そのきっかけは二日前に遡る

通常平日は顧問先に外出をしているときを除き
事務所では昼食はTVを見ながら配達弁当を食べる

2008.7.28(月)
NHKのお昼のニュースを見ながら昼食を食べていた
20分過ぎになると、いつものデパペペの曲が流れてきた

そう、
「それぞれの“ふるさと”に、それぞれの“一番”がある。」

生中継 ふるさと一番! の時間だ

2008.7.28(月)のこの日の放送は偶然にも
富士山頂 日本“最高”の研究所』だった

旅人:河相我聞による山頂からの生中継
息をゼイゼイ言いながら中継する剣が峰の様子をみて
なんとも懐かしさを覚えた

自分も3年前はあそこに登った
本当に息が切れる
空気が薄いとは、そういうことか
決して息苦しいわけではない
すぐに、心臓がドキドキして、ゼイゼイ言う

でも、あの達成感はやっぱり日本一だ

どうやら二日続けて中継するらしい
翌日の2008.7.29(火)の放送も見ることが出来た
霊峰に祈り満ちて

富士山本宮浅間大社奥宮の内部や山頂郵便局などを放映した

この日も天気が良く、やはり景色は素晴らしかった
登山客にも声をかけ、家族連れで子供も登っている姿もあった

 

全てはこの放送に偶然出会ってしまった事
これが、無謀な富士登山へのきっかけだった

安易な思いつきで、翌日には登山計画を練ることになっていた

そう、試験勉強も、ほぼ、そっちのけで

イヤイヤ、やる事をキチンとした上で

8:2か、はたまた7:3くらいの割合で
頭の中は試験と富士山の情報を整理するようになった

そもそも、普段から注意力散漫で集中力に欠ける
好奇心の風向き次第でのめりこみやすい性質は自分が良く知っている

風の向くまま、やりたいように考えた

 

今回は子供も一緒だ
だから、日帰り登山ではなくちゃんと山小屋に泊まろう
しかし、日程をいつにするか?
土日にするかお盆にするか
天候は大丈夫か?
予約は早めにするか?

山小屋に8月9日(土)に泊まろう
登山口を調べる

富士吉田口、富士宮口、須走口、御殿場口

御殿場口は論外だ(自分には無理だ)
富士宮口は遠い・・・
富士吉田口は定番すぎるし、混雑しそうだ

やはり、どうしても慣れている須走口を選んでしまう
7合目の大陽館に決めた

普通なら「太陽」と点が入るタイヨウを使うところを
ココの主人は『テンでダメな山小屋にはしたくない』との心意気で
あえて点のない「大陽」を使っている

そういう心意気が大好きだ

しかし、天候が分らないため予約は先延ばしにした
仮に予約をしなくても、当日受入れ拒否という事はないだろう
と、高をくくっていた

これが全てにおいて間違いの原因だった
それに気付くのは、まだ先の事なのだが・・・

試験一週間前、とりあえず、日程と予定を大雑把に決め
登るぞ、と決意をした日だった

 

つづく

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